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201712.25

起業3年で加盟店2,200店舗を突破 既存事業の空きスペースを活用した新ビジネスモデルで急成長

日本国内では、毎年約11万社強の新設法人が誕生しており、近年増加傾向にあります。

ビジョンは、スタートアップ・ベンチャー企業を主として、創業期から成長期にかけ必要となる企業のインフラ整備のお手伝いをしており、新規設立される企業の約16%に相当する年間約1万8千社との取引実績があります。

今回は、現在ビジョンのユーザーでもあり、かつビジョンの卒業生でもある株式会社シャリオン角田社長に、起業3年で年商10億円ほどに成長させた事業と、起業時のエピソードについてうかがってきました。

歯のホワイトニングを通して「笑顔」をお届けする事業を展開

―ご活躍は拝見しております。今日はよろしくお願いいたします。まずは、どういった事業をされているのかお聞きしてもよろしいでしょうか。

―角田
シャリオンは、ネイルサロンや美容室、ゴルフ場などの店舗さんの空きスペースに、歯のホワイトニングとオーラルケアができる機械を置いていただき、お客様自身で行うホワイトニングサービスを展開しています。

店舗に来られるお客様にご利用いただいたり、会社の福利厚生として、仕事終わりや休憩時間に利用いただいています。

また、その機械の製造や、それに使用する溶液などのオプションなども弊社で作っているので、メーカーでもありますね。

畳一畳のスペースで十分ですし、手離れがよい商材でもあるので、現在は2,200店舗を展開するまでになりました。

あまり歯医者に行かない方でも、ジムに行ったついでや、美容院に行ったついでに、歯もケアしよう!と思ってもらえるサービス。

家賃もかからず、しかもセルフでできて売り上げが上がるのは、効率が良い商材ですね。

現在、事故も1件も発生していなく、機械を置くだけでいいので導入も簡単なんだとか。

お客様にとっても、歯医者を予約する手間もはぶけて、数分でオーラルケアができるのはとても効率がよいかもしれませんね。

昔から意識していたことに関係する出会いがビジネスに

―起業をすることになったきっかけを教えてください。

―角田
4年前、私の出身でもある福岡のとあるドラックストアで現在のサービスに近いものに出会いました。

昔から歯を大事にすることを意識していたので、とても興味がわき、そこのお店の人にしつこく聞きましたね。

このサービスを改良して東京で展開をしようと即座に思いつき、動きはじめました。

実は、日本人の80%以上が歯周病という実態もあり、そういったところを改善できないかとも考えていたんだとか。

また、日本人の90%くらいの人が、歯が痛くなったり虫歯になったりと、何か起きないと歯医者にいかないともいわれていて、このビジネスでオーラルケアを習慣化できるだろうと思われたそうです。

人とのつながりを大切にしてきたことが成長の糧となった

―起業されて3年、スピーディーに成長されているイメージですが、どうやって展開をしていったのでしょうか。

―角田
やはり、はじめはお金がなく大変でした。銀行でお金を借りることもできましたが、まったく余裕のない状況でしたね。

なので、最初は知り合いのスポーツジムの空いているスペースに交渉して置いてもらったんです。そうやって3店舗で展開をはじめました。

やっていくうちに、需要はあると徐々に確信をし、仕組みづくりをし、幅を広げて更にスピード展開しようと、いろいろな企業に営業へいきましたね。

おかげで少しずつ導入していただく店舗さんも増えていきました。

以前、ビジョンでもトップクラスの営業実績があった角田社長。

営業熱心で、真面目で、まっすぐな方ということもあり、交渉相手に思いがストレートに伝わったんでしょうね。

―角田
導入店舗が徐々に増えていきましたが、軌道に乗るまでには、やはり資金が足りなかったので、とある美容の展示会に出展したくてもできないときがありました。

そこで、知り合いが出展しているブースにこの機械を置かせてもらう交渉をしました。
もちろん無料でではなく、売れた分の歩合をお支払いするのが条件で・・・・・・

ありがたく展示させてもらい、機械の前で通りかかる来場者へ営業をしていたところ、テレビ局の方の目に留まって、その番組にて取り上げてもらったんです。

それが大きな転機でしたね。

そのTV番組が大反響で、次の日にはありえないほどのメールが来たのを今でも忘れません。

そして、その3ヶ月後には、導入をいただいた店舗さんが別のテレビ番組で紹介され、注目度がいっきに上がり、店舗数も増えていったんだそうです。

歯をきれいにする美学は世界共通なので、マーケットはたくさんある

―今後の展望をお聞かせください。

―角田
日本での市場は、現在、理容室と美容院が34万店舗くらいあって、ネイルサロンや接骨院なども合わせると、まだまだ伸びしろはあります。

また、中国、香港、台湾と海外展開もしており、さらにビジネスの幅も広げていきます。

そして、その店舗に来客される方に、歯のケアも習慣としてもらえるように認知度を上げていきたいですね。

すでに代理店も30社を超えているそうで、これからがとても楽しみですね。

スタッフも徐々に増え、現在は20名までになったそうです。

ここ最近では、求人をだしたら500名を超えるエントリーがあったんだとか。

経営理念が「世界でいちばん、笑顔をつくろう」というシャリオン。ご自身もとてもきれいな歯で素敵な笑顔の角田社長です。

―角田
私がここまでこられたのも、周りの人に恵まれていることもそうですし、運もあったと思っているんです。

私は、まだ成功してもいませんが、人を裏切ったり、嘘をついたりしなければ、周りの人は応援していただけると思っています。

どんなすごいサービスや仕組みをもっていても、人間性はあとあとボロが出ますし・・・・・・
なので、信頼関係を大事にしています。

ビジョンでは、数字の追い方やマネージメントをはじめ、多くのことを学ばせていただきましたね。
そのおかげで営業力もつきました。

もちろんこれからも勉強はし続けますし、経験したことがこれからにつながるとも思っています。

一会社の代表として改めてお会いさせていただき、お変りなくアグレッシブで情熱的な角田社長にお話をうかがえ、もと同僚として大変嬉しくあっという間の時間でした。

角田社長、お忙しいところ有難うございました。

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