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201910.15

休み方を変えたら、仕事の評価も上がり、人生も変わった。誰もが簡単にできる「休み方改革」のすすめ

平日は仕事に忙殺され、休日は飲みに行くか疲れて寝ているだけ。忙しい会社員であればそんな生活が当たり前だと思ってはいませんか。

大手広告代理店に勤める会社員の東松寛文さんも、かつてはそんな生活に何の疑問も持たずに過ごしていた一人でした。しかし今では同じ会社で会社員を続けながら、働き方改革ならぬ「休み方改革」として、月に一度は海外旅行をする生活を楽しんでいます。

そして現在は“リーマントラベラー”を名乗り、休み方を変えれば、仕事もプライベートも驚くほど充実させられることを発信する東松さん。休みを充実させることで仕事や人生はどのように変わるのか、どうすれば休み方改革ができるのか、お話をうかがいました。

休み方を変えれば、満足度の高い人生が送れるようになる

―休みを充実させたいのであれば、どうしても働き方を変えることに目が行きがちです。しかし、あえて休み方を変えることを提唱されるのはなぜなのでしょうか。

―東松
そもそも僕が休み方改革を通じてお伝えしたいのは、最終的に自分で人生を選択できるようになるということ。働き方は会社のしがらみがあってなかなか変えられなくても、休み方なら自分次第で変えられます。

周りも進学するから、周りも就職するからと、なんとなく人生を決めてきた人もいるのではないでしょうか。それは、会社の中でも同じこと。振られたからと、なんとなく仕事をこなしてはいないでしょうか。

―東松
みんな自分で決めていないから、会社や取引先、上司などのせいにして愚痴を言っているんです。仕事で自ら決めるというのは難しいかもしれませんが、どう休むか、何をして休むかというのは自分で決めるしかありません。自分で決断していれば逃げられないので大変かもしれないけれど、成し遂げたあとの満足感は非常に高くなります。

特に東松さんが勧める海外旅行は、限られた時間の中で何をするか、トラブルに陥ったときにどうするかなど、選択の連続です。自分で旅行を楽しくしたり、トラブルを切り抜けたりすることで、満足感の高い休日が過ごせると言います。

さらに、休日を通じて自分で選択することが当たり前になれば、人生においても自ら選択できるようになり、満足感の高い人生が送れるようになるのだそうです。

ダラダラする日でさえも、充実させることはできる

―「休み方改革」を行う以前も会社員として充実されていたのではと思うのですが、そのときと今とでは何が違うのでしょうか。

―東松
全然違いますよ。圧倒的に今の方がいいと言い切れます。休み方改革を行う以前は、決められたレールの中でいかに頑張るかを考えていました。でも海外旅行に行くようになり、いろいろな国でいろいろな人の生き方を目にするうちに、生き方の選択肢は無数にあることに気づいたんです。そのうえで生き方を選択することにより、今は人生の満足度がより上がっています。

傍から見れば、休み方改革を行う前と同じく会社員であることには変わりありません。しかし、“なんとなく就職して働いていた”状態から、たくさんの生き方を知ったうえで“会社員であることを選択している”状態になったことで、気持ちにも大きな変化があったのだそうです。

―東松
自ら休みを決めて休んでいるからこそ、仕事もがんばろうと思っています。仕事をがんばったからダラダラしようということはあると思いますが、その順番を変えたことによって、仕事と両立しやすくなっているんです。

しかし、仕事が疲れるから休みは寝たいと思っている方にとって、休みを充実させるのはより疲れそうに思えて、なかなかその一歩が踏み出せないということもあるのでは。

―東松
実は同じ「ダラダラする」でも、充実させることはできるんです。僕も、休みの日はベッドから降りないことがあります。それでも充実させられているのは、なんとなくダラダラするのではなく、ダラダラすると決めて実行しているから。たとえば、映像配信サービスで海外ドラマをなんとなく見始め、そのままシーズン1つ見終わってしまった、見すぎたと思うよりも、今日はシーズン1を全部見るんだと決めて見る方が、結果としてダラダラしている時間は一緒でも満足度は上がるんです。

ダラダラすることを決めてダラダラする。それならば、すぐにでもできそうです。その積み重ねで、いずれはほかにやりたいことを見つけ、さらに充実した休みを過ごすことができるようになるのかもしれませんね。

休み方を変えたら、仕事の評価も上がった

―東松さんは、忙しい環境の中でもうまく有給休暇を取得されています。そのために実行しているのが、PDCAサイクルならぬDDCAサイクル。このDDCAサイクルとは何でしょうか。

―東松
DDCAサイクルは、Decide=決定、Doing the spadework=根回し、Cutting the work time=時短術、Attentive=気配りという意味です。

忙しい環境で働いている場合、休みを取りたくても、どこかダメかもしれないと思いながら上司に相談をしているのではと思います。東松さんもかつてはそうでしたが、それではなかなか休みを取ることができなかったそう。

―東松
しかし、最初に海外旅行に行ったときは、航空券より先にNBAのチケットを先に取ってしまったのです。そのため、絶対に休みたいという気持ちで上司に相談をしました。その経験を経て、まずは先にイベントのチケットを取るなど、自分で休みを決定(D)してから上司に根回し(D)する方が休みやすいということに気づいたんです。

有給休暇の取得が決まったあとは、休みまでに仕事を終わらせるために効率化を図って時短(C)をし、旅行から帰ってきたら同僚に気配り(A)をします。このサイクルを回すことによって、圧倒的に休暇が取りやすくなるとのこと。

―東松
仕事の時短をするために自分で締め切りを決め直し、それまでに必ず終わらせるようにしました。すると自分で締め切りを決めたことによって、それが単にやらされている仕事ではなく、自分で決めた仕事になったんです。その結果、仕事のスピードも質も上がり、会社の評価も上がりました。

休日をしっかり取るようにしたことで、仕事の質も上がる。休み方改革は、仕事にもプライベートにも良いことずくめなのですね。

やりたいことを見つけたら、活動の幅が広がった

―今では、平日にもイベントや講演への出演、本の出版、オンラインサロンの主宰など、活動の幅を広げられています。海外旅行とは異なりますが、それもまた東松さんの人生の選択の一つなのでしょうか。

―東松
そうですね。旅行は単純に趣味なので、人生においてやりたいこととは少し違うんです。以前、会社の中にやりたいことがあまりないなと思ったときに、なぜこんなにも海外旅行に行っているのかを考えました。そして、現地のいろいろな人の生き方を知りたいからだと気づき、日本の子どもたちや若い社会人にもいろいろな生き方の選択肢があることを知ってほしいと思ったんです。

現在は、そのために活動の幅を広げているという東松さん。会社を辞めずに活動を続けているのも、その方が会社員からの共感を得やすくなるからだそう。

―東松
いずれは子どもたちにも話す機会を得たいと思っていたところ、最近は徐々に小学校や中学校からも講演の依頼が来るようになってきました。今後はもっと多くの人に知ってもらう機会がつくれるよう、今以上に「自分らしい生き方」を見つけていきたいと思います。

会社の外にも自己実現できるフィールドが増えている今、親や周りだけでなく、広く世界を見てさまざまな生き方を知ることで、より人生を充実させることができるようになるのかもしれません。

今週末からでもぜひ休み方を変える第一歩を踏み出してみたいと思いました。

東松さん、お忙しいなかありがとうございました。

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